世界遺産の街グァナファト(写真1)に来ています。
何しろグァナファトは、18世紀における全世界の銀の総生産量の3分の1を占めたほどの大銀鉱でした。
銀で得た富をふんだんに使って豪華な教会、劇場(写真2)、大学(写真3)などを作り、メキシコで最も美しい街と言われるまでになりました。
しかし一方では1810年から始まったメキシコ独立戦争の激戦地でもありました。
独立を阻む政府軍が写真4の要塞に立て籠もり、そこに解放軍に参加していた若きインディオの坑夫ピピラが、
松明を背負って決死の突撃を行い解放に成功し、メキシコ独立に向かって大きく流れが変わった場所です。
ピピラは独立の英雄として、グァナファトの街を見下ろす丘の上に彫像が建てられています(写真5)。
前回のサカテカスと違って、銀鉱内に入ることはできませんが、その代わりに銀鉱として掘られた坑道が街の至るところに、縦横無尽に自動車用のトンネルとして今でも使われています(写真6,7)。
グァナファトの第2弾です。
銀鉱山の斜面にできた街ですので狭い土地を有効に使うため、住宅地の建物が狭い坂道を隔てて建てられています。 狭い坂道を隔てて向かい合った家のバルコニーからキスも可能なため、Callejon de Beso (キスの小道)と言われるこみちがあります(写真1)。
隣同士犬猿の仲だった家の息子と娘が恋に落ち、
夜毎2階のバルコニーから身を乗り出してキスをしたという伝説もあります(写真2はキスの小道を上から見たもの。
カップルで来た観光客は皆ここでキスをします)。 グァナファトのハイライトは何と言っても夜になってからです。
夜景(写真3)が綺麗なのは当然ですが、
旧市街の中心地では毎晩、中世スペインの学生服を着用して歌い演奏するエストゥディアンティーナという楽団が現れます(写真4)。
彼らの歌と演奏をタダで楽しめます。 ビデオにも撮りましたので、帰国後動画をアップデートしたいと思います。
他に見所というと「ミイラ博物館」です。 100柱以上のミイラが陳列されています(写真5,6,7)。
エジプトのミイラみたいに死後特別に手を加えられたわけではなく、グァナファトの乾燥した気候のため、
普通に埋葬されたしたが自然にミイラ化したものです。
赤ちゃんから老人まで様々なミイラが生々しく並べられています(特に写真6は赤ちゃんとその母親のミイラ)。
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